思春期保健指導者研修会の日程


2月10日(水) 1日目

 9:45~     受付

 10:00~     オリエンテーション

 10:10~12:00 講義:思春期を理解する

   思春期対策のみならず、様々な健康課題の背景にある「関係性の喪失」、「居場所の喪失」、「自己
 肯定感の低下」、「コミュニケーション能力の低下」といった課題を克服するために何が必要か。正しい
 知識は当然のこととしても、その知識や情報を共有する仲間とのコミュニケーションがなければ生きる力
 は育めません。生きる力を呼び覚ますためには他者の経験に学ぶことが不可欠であり、そのためにも
 伝え手はスローガンではなく、こころに響くメッセージとは何かを考える必要があることを確認します。

 13:00~14:30  講義:経験を伝える

   HIV(エイズウイルス)に感染している保健師の北山翔子は自分自身の経験を伝えることを通して、
 HIV/AIDSが一人ひとりにとって身近な問題であることを実感できる講演を全国で行っています。その
 メッセージを直接聞かせていただくことで、こころに響く話とはどのようなことなのかを実感する機会です。

 14:45~17:00  演習:私のメッセージ①

   3分間という制限時間の中で、自分が伝えたいメッセージを皆の前で一人ひとりが発表する。一人ひ
 とりに講師がメッセージのどこに問題(スローガン等)があったか、どこが良かったか(経験談等)を学
 びます。他人の発表とそれへの指導を通して自らの課題にも気づく機会となります。

 17:30~19:30 懇親会(予定:参加自由) 

  情報交換、研修会で聞けなかった話を本音でぶつけ合える場。研修会よりも役に立つとの評判です。
 


2月11日(木:祝) 2日目

 10:00~12:00 演習:私のメッセージ②

   前日の反省を踏まえた2回目の発表はほとんどの人で見違えるほど素晴らしいメッセージになってい
 ます。しかし、細かい所を修正することでさらに伝わる、心に響くメッセージになることを確認します。他
 の人の変化を一緒に確認させてもらうことが自らの学びにもなります。

 13:00~14:00 講義:岩室紳也の講演の実際

  岩室紳也が実際に行っている学校でのマイク一本の講演を紹介します。なぜ、年間100校からの依
 頼が来るのか、若者たちのこころに響くのかを確認してもらいます。

 14:15~16:00  演習:私のメッセージ③+まとめ

  3回目の発表では、受講生同士が「変わった」、「こころに響いた」とお互いが実感できるメッセージに
 なっています。 実際にはPowerPointを使っていても、3分メッセージを随所に盛り込むことで、以前とは
 格段に違う、こころに響くメッセージが伝えられるようになること間違いなしです。