「公衆衛生ねっと」 災害時の公衆衛生
新潟医療福祉大学の教員(保健師)の島貫秀樹です。 仙台市若林区の沿岸部に近いところでの支援活動(被災4日目〜8日目) を報告させていただきます。 まとまりがない状況ですが、情報発信させていただきます。 私が勤めていた六郷地域包括支援センターは、六郷地区と沖野地区を 担当エリアとしていました。今回の津波での被害は、六郷地区のみです。 六郷地区でも、東部道路というバイパスより海側が施設を除いて津波 で全滅でした。 バイパスに登って避難した人や、車で移動したり、流されながらも生き 残った方にも会いました。津波の避難にあった方の多くは、六郷中学 校に移動しているようです。静岡県の保健師さんが対応してくれてい ました。感謝です。 (私が勤めていた六郷地域包括支援センターの事務所は、特別養 護老人ホーム杜の里の一階にあり、被害を受けています。幸い個 々のスタッフと入所者は3日後に全員救助されています。そしてそ の次の日から、地域住民の安否確認していました。) 私の今回の被災で担当してきたのは、沖野小学校と沖野東小学 校です。 初日は沖野小学校に入り、津波被害者(約10人)、胃ろう、認知 症の1家族、車椅子などで一部介助が必要な家族約10名、犬と 一緒の部屋5家族、そして体育館に100人くらいいました。 |
地震発生〜現地に入るまで ○2011年3月11日~13日 現地に入るために、テレビ、メール、TWITTER, FACEBOOK、個人のブログなどを利用して情報を集めました。(現地に入ってからも役立ちました。) 現地に入る前日に偶然、仙台市の担当者に電話がつながり、現地入りできました。 現地に入る前に情報収集をしていたので、全体の状況が把握できていました。特に山形など、交通機関の情報から物流、人の流れを意識しながら今回は情報収集しました。 次へ |